テキストを使っても中国語が話せなかった理由


前回の記事に中国語を学んでみようと思ったきっかけを記しましたが、その後順調に中国語を習得できたわけではありません。恐らく多くの独学者がたどる道を行き、落とし穴にはまったのだと思っています。

まずは書店に行き、中国語学習のテキストを探してみました。書店といっても近所にあるような本屋さんだとあまり種類が揃っていません。必然的に書店に置いてあるものの中から選んだのでしょう。
テキスト
私がおもむろに選んだのは「中国語会話」テキストでした。千数百円で売られている一般的なテキストで、会話表現がたくさん収められていたのと、絵が多かったのが選んだ理由です。

今思うと簡単な理由ですが、文法も分からないのに会話表現だけを覚えても、決して中国語を話せるようにはなりません。旅行に行ってちょっとした会話をするのには十分ですが、残念ながら中国語を話せるようになはりませんでした。

間違った発音を身につけると後で苦労する

一番大きな理由はモチベーションの問題だったのでしょうが、中国語テキストそのものにも問題が潜んでいます。中国語の要となる発音を重視していない物が多く存在します。

テキストの最初に数ページ載せられているだけで、教え方が大雑把なものが少なくありません。本来は正しい発音ができないと”聞き取り”もできないので重要なのですが、大事な部分を省いてしまってます。

発音の部分と連動していますが、中国語の上にカタカナのルビが振られているものは学習者の進歩を願っていない著者の考えが反映されています。カタカナが振られていると簡単に読めるのですが、間違った発音を覚えるので中国人には決して通じません。

「ウォー シー リーベンレン」と言っても中国人が聞き取れないのは「wǒ shì rìběnrén」と発音していないからです。初めに学んだ間違った発音は中級者になってもなかなか取れず、コミュニケーションで苦労してしまいます。

繰り返しになりますが、正確な発音を知らないと聞き取り能力の成長が阻まれます。この段階で中国語の重要な2つのスキル”リスニングとスピーキング”の弱点が形成されてゆきます。

「自分も同じ」と感じられた方は、中国語の発音に特化して集中的に学ばれるか、発音も重視した総合教材を用いることをおすすめします。

このページの先頭へ