中国語がなかなか上達しない人の7つの理由
以前に姉妹サイトで「中国語が早く上達する人の七ヶ条」というのを書きましたが、人気記事となったのでここでは「中国語がなかなか上達しない7つの理由」というなんともネガティブな記事を書きたいと思います。
辛抱強く読んでいただいて何か思い当たる節があれば改善の一助としてください。
目標があいまいである
語学学習をする上で目標設定は必須です。目標があるかないかでモチベーションの上がり方も違いますし、維持できるかどうかも変わってきます。
別に中国語学習が趣味というのは悪くありません。しかし趣味の中でも何か目標を持つと良いでしょう。例えば中国旅行する、検定に合格するといったもので構いません。人間は目指すものがあったほうが自分の力を発揮できるようです。
ひとつ言えるのは学習が長続きしない人の中に「特に何も目標がない」人たちが割りと多いので、せっかく中国語を学ぶのであれば自分なりの目標を見つけましょう。
英語学習で挫折した
大抵の方は中高大のどこかで英語学習の経験があるでしょう。
他の教科はそこそこ成績が良いのに英語だけはダメだった・・という方も少なくないと思います。私自身もこのタイプです。
本当は英語学習は楽しいはずのものですが、日本独特の読み書き中心の学習方法に馴染まなかったり教師の教え方が悪かったために上手く学べなかった方もおられるでしょう。
ここで、ある種の言語に対するトラウマが形成されることがあります。「自分は言語学習に向いていない」といった根拠のない気持ちが大人になって改めて外国語を学ぶのに足を引っ張ります。
「英語と中国語は別物だ!」と自分に言い聞かせるか英語の教師や日本の学校教育に問題があるんだとか責任転嫁をして、中国語については新たな気持ちで学びましょう。
耳が遠い
中高年の学習者でここに該当する方もおられるでしょう。
私の知り合いで50代になってから本格的に中国語を学ばれた60代の方がおられます。ちょっと耳が悪いようで日本語でのコミュニケーションも時々難儀になります。
中国語のリスニング・スピーキングは「聞くことから始まる」ので耳が悪いと主にコミュニケーションを上達させるのに壁になります。
対処策としては補聴器を購入されるか筆談でコミュニケーションを図るかなどです。あるいは一つ割りきって「聞く」部分はあまり重視せずに「読み書き」のスキルを上達させることに注力されると達成感を味わうことができます。
内気な性格である
私個人の考えとしては内気なことは悪いとは思いませんが、言語学習ではある種の壁になることがあります。
特にスピーキングの能力を伸ばすことに関しては”外交的な性格”かどうかで話す量が断然に異なってきます。スピーキングは言葉を発しない限り上達しませんし、自分の考えを自由に表現することはコミュニケーションにおいて重要なスキルです。
中国語教室のグループレッスンなどでも内気な人は発言の機会をついつい逃してしまうので通った割にはあまり話すのが上達していないと感じることもあるかもしれませんね。
対処方法は『外交的になる!』ではなくて、「聞き上手になる」ことです。これは性格というよりかは話す前にどの程度物事を考えるかに左右されます。
上手に相手の気持ちや考えを聞くスキルを伸ばせれば、何を話せばよいか分かるようになりますので、少しずつですが自分の考えを表現しやすくなります。
ぜひお試しください。
細かいことを気にしてしまう
中国語には幾通りもの話し方でも構わないものがあります。ある種の方言やその地域独特の言い回しなど辞書やネットでも出てこないものもあります。
中国語の研究者でない限り、明確な答えが出ることを深く突き詰める必要はないと思います。あまり細部にこだわり過ぎると学習が止まってしまい先に進めなくなってしまします。
それに国際情勢に過敏に反応する人も上達が阻まれる人のタイプです。実際に中国に生活してみると「国は国、個人は個人」といった広い心を持っている人に頻繁に出くわします。
そもそも日本と違って政府に対する見方や期待が違うのかもしれませんが、一般市民がどこまで正確な事実を知っているか図り得ないことを考えると、国際情勢に自分の感情を振り回されてしまうのはあまり賢明とは言えないでしょう。
「中国語は道具に過ぎない」ことを心に留めておきましょう。
各学習者なりの目標がきっとあるはずです。
失敗を恐れてしまう
「中国語は失敗から学ぶ」と言っても過言ではないくらい失敗は知識の元となるのです。意外と自分が間違えたり正されたりした部分の方がよく覚えているものです。
一方、失敗を恐れるあまり自分が確実に正確なことを言える事以外は何もしようとしない人がいます。このタイプの人は間違えることはないかもしれませんが、発言量も少ないのでなかなか上達しません。
結局中国語初中級レベルなんて中国人の小学生レベルなので、子どもになったつもりで学んでみてはいかがでしょうか?語学学習には謙虚さも必要です。
根気がない
根気がないと何事も続きませんし、ちょっと壁にぶつかってしまっただけで諦めてしまいます。何とも残念なパターンの方です。
根気がないのはもしかしたら「目標がない」のかもしれません。もしそうであれば、自分なりの目標設定をしてモチベーションを高めれば気持ちが続くかもしれません。
あるいは単に自分の自己鍛錬不足が原因であれば心を鍛えましょう。早寝早起き、そして毎日30回の腕立せふせは萎えた心を鍛えるのに有効でしょうw