中国語学習を習慣付ける-まずは30日やってみよう
これから中国語学習を開始する方にとって大切なのが「学習をいかに習慣づけるか」です。ひとたび学習そのものが習慣化すれば時間の経過とともに中国語の知識は蓄積されてゆきます。
しかし多くの人が認めているように「開始→習慣化」する段階に大きな力が要ります。なぜそのように言えるのでしょうか。
簡単な理由として「慣れない事を行うのは力が要る」ということです。
体も脳もまだ習慣付いていないので、慣れない学習を始めるのに余分の力を使っているからです。
別の点として「今まで使っていた何らかの時間と引き換えに学習を始める」ので、元々あった習慣が無意識のうちに自分を引き戻そうとするからです。
例えば、今までテレビを見ていたりスマートフォンを何気なくいじっていた時間の中から1時間を学習に充てるとしましょう。
最初の2~3日は気合いでなんとかなりますが、数日経過した頃には今まで培ってきた習慣が後戻りさせようとしてきます。知らず知らずのうちに用がないのにスマートフォンを触り始めているのはその徴候です。
それで、勉強に充ててている時間はそれ以外のことをしないと始めから決めておく必要があります。紙に自分へのメッセージを書いて壁にでも貼り付けておきましょう。
30日続けるためにできること/メリット
まずは具体的な学習計画を立てましょう。
新たな教材やテキストを購入するか、あるいは既に持っている物を活用するか決めましょう。その上で具体的に学習する時間帯や長さを決めます。
あくまでも学習なのであまり短い時間だと集中するのが難しいので、できれば1時間くらいの時間が適当でしょう。それ以上でもオーバーワークになりがちなので頭を使って少し疲れるくらいが適当です。
まずは1週間やってみましょう。
この時点で挫折しなければ継続できる可能性大です。
3日坊主とはよく言ったもので、人は4~5日めになると突然面倒くさくなるものです。
1週間継続できたということは「3日坊主ライン」を乗りきれたことになるので、ある程度定着しかけていると言えるでしょう。
子どもの時にラジオ体操に行く度にチェックしてもらっていたように、30日間はチェックシートを作ってみて毎日勉強し終わったなら欄を埋めてゆきましょう。
完璧主義になる必要はありません。
1日くらい学習できなかった時があったとしても定着しかけた習慣を投げ出さないようにしましょう。学習できなかったことが失敗なのではなく、学習を停止してしまうことが失敗なのです。
なんとかして30日間やり終えると今まで見えなかったものが見えてくるようになります。
30日も続けることができれば既に習慣になったと言えるので今後も容易に続けてゆくことができるでしょう。
生活の中に新たな習慣を組み込むことは何気なく浪費していた時間から組み込むことになるので、より一層目的意識の持った毎日を過ごすことができます。
自信にもつながりますし何よりも中国語を覚えることができるので、これから(再び)学習を始める方は「まずは30日を目標」として取り組んでみてはいかがでしょうか。