リスニングを鍛える-おすすめ中国語教材とは?
中国語の能力は大きく4つに分けることができます。
子どもが母語を学ぶ順番でいくと「聞く・話す・読む・書く」の4種類です。しかし日本の教育を象徴する言葉として「読み書き」と言うものがあります。
知らず知らずのうちに中国語学習を「読み書き」の角度で学んでしまうと、「聞き取れない・話せない」という現象に多くの学習者は陥ります。きっとこのページをご覧になられている方も中国語を聞き取ることに関して何らかの壁を感じておられることでしょう。
中国語のリスニングを鍛える方法は大きく分けて2つあります。
・正しい発音を覚えてひたすら声に出す
・自分の学習レベルに応じた中国語をひらすら聞く
1番目の点、話す=聞くの能力は表裏一体です。正しい発音で話すことができれば同じ音は聞き取ることができるようになります。
そのための効果的な方法は「音読とシャドーイング」です。意外とテキストの音読は実施している人が少ないようです。地味な作業ですが確実に正しい発音を覚えられるので同時に少しづつ聞き取ることができるようになります。
NHKテスストのような短い文章ではなく、比較的長い文章を何度も朗読するのがおすすめの方法です。
2番目の点、中国語を聞くことについてはリスニングCDが一番効果の上がりやすい教材です。私自身は大学の授業でリスニングの課があったので鍛えられましたが、一人で実施するのは難しいです。(テキストの構造上)
もし独学者で聞く能力を上げたい方はリスニングCDがおすすめの選択肢です。
ただし、これには条件があります。
中国語のレベルが初級レベルであること、逆に言うと中国語初心者の方はリスニングの能力を考えるよりも基礎のテキストや教材を使うほうが良いということです。
理由はこちらのページに書かれています。(ページの中ほどです)
リスニング教材といえばやはりスピードラーニングが王道です。巷では評価が分かれていますが、中国語学習者の観点からすると「ひたすら聞く」=量稽古をするのにはもってこいです。
当サイトのレビューはこちらです:スピードラーニング中国語